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2022年度(論文)

天野斗亜

バレーボールの試合中における跳躍能力の推移

概 要

 バレーボール競技における「高さ」を支える跳躍運動は,最も基本的な動作の一種であり,高く跳躍できることはスパイク,ブロック,ジャンプサーブなどの技術的要素に深く関与し,勝敗に大きく影響すると考えられる.そこで,今回「高さ」を出すための「跳躍」に着目して,試合中にどのポジションの選手がどのタイミングで跳躍力が変化しているのか,検討した.その結果,バレーボールジャンプの到達高,RJ index,DJ indexに有意な差がなかった.だが,RJ indexの跳躍高とDJ indexの接地時間に有意な差があることが明らとなった.これはポジションによってプレーの内容や跳躍回数が異なるからである.バレーボールジャンプの変化量とRJ指数では有意な相関がみられなかったものの,バレーボールジャンプの変化量とDJ指数の変化量では有意な正の相関関係が見られた.このことから,高いパフォーマンスを出し続けるには自重+αの負荷を受け止めて,SSCサイクルを利用して,跳躍する能力の低下を抑える必要があると推測される.


抄録

本文



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