01
運動が脳と感情をどう変えるのか?
Exercise, Emotion & Cognition
運動が脳機能や感情、考える力にどのような影響を及ぼすのかを、生理学的・心理学的指標を用いて実験的に研究しています。とくに、短時間の運動による情動状態や覚醒水準の変化が、意思決定や反応抑制といった実行機能にどのように関わるのかに注目しています。
また、認知的負荷や情動刺激を伴う課題を用い、運動による生理的変化が判断の正確さや反応特性、さらには持久性パフォーマンスにどのように影響するのかを検討しています。行動データに加え て心拍変動や脳・筋の酸素動態などの指標を組み合わせることで、運動・感情・認知の相互作用を多角的に捉え、スポーツ現場から日常生活まで幅広く役立つ知見の創出を目指しています。

関連研究
2022
Mikio Hiura, Yusuke Shirai, Hirohide Shibutani, Akio Funaki, Katsumi Takahashi, & Yoichi Katayama. Hemodynamics and Oxygenation During Various Intensities of Rowing Exercise: An NIRS Study. Front. Physiol. 13:828357.
2019
白井祐介, 鍋倉賢治, 日浦幹夫. 運動中の認知的負荷の増大が高強度インターバル運動の遂行能力に及ぼす影響. [報告書] スポーツに関する科学的学術的医学的研究に対する助成 (2019年度)
02
パフォーマンスを左右する「心」と「判断」
Psychological Foundations of Performance
優れたパフォーマンスは、身体能力だけでなく、判断力や感情のコントロール、動機づけといった心理的要因によって支えられています。本研究テーマでは、アスリートから一般の人までを対象に、「心の状態」が行動の選択や評価、パフォーマンスの発揮にどのように関わるのかを心理学的な視点から研究しています。
実験や質問紙調査を通じて、感情やモチベーションの違いが判断のしかたや行動の特徴にどのような影響を及ぼすのかを明らかにし、競技場面だけでなく日常生活においても活かせる知見の創出を目指しています。

関連研究
2024
白井祐介, 浅田滉人. 打者の視線探索パターンが球種の判断成績に及ぼす影響. 東海学園大学教育研究紀要. 9: 55-62
03
身体反応を可視化するスポーツサイエンス
Physiological Mechanisms & Measurement
運動中および運動後の身体反応を客観的に捉えるため、生理指標や各種センサーデバイスを用いた計測研究を行っています。心拍や自律神経活動、脳活動などの生理応答を測定し、運動や課題遂行中に生じる身体内部の変化を可視化することを目指しています。
これらのデータをもとに、パフォーマンスの背景にある生理学的メカニズムの理解を深めるとともに、簡易的なセンサーを含む計測技術の有効性や実用性についても検討しています。研究成果を通じて、スポーツ現場や実践的な測定環境における生理計測の可能性を広げることを目指しています。


関連研究
2025
白井祐介. 屋外フィールドを活⽤した卒業研究の取り組み -三好池運動公園を活⽤した100kmマラソンの検証事例- 東海学園大学教育研究紀要 10: 1-13.

