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野球選手の視線探索についての論文が掲載されました

2024年4月17日

Yusuke Shirai

 打者が球種を判断する際の視線探索パターンを検討した研究が東海学園大学教育研究紀要(スポーツ健康科学部)に掲載されました.この研究では,投球動作を打者の目線から撮影した映像を使い,対象者に球種(ストレートまたはカーブ)の判断をしてもらいました.判断するまでの時間と視線探索パターンの関係を検討したところ,「リリースの直前」に「より一定のタイミング」で視線をリリース位置に移動させていた対象者ほど判断時間が短いという結果が得られました.視線探索のパターンを安定させることによって,球種の違いによる僅かな差異を検出しやすくなるのではないか,と考えています.

 今回の研究は,動画を使用していることや,実際の打撃時のような頭部回転が含まれていないことなどが課題ですので,引き続き検証を続けていこうと思います.

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