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論文掲載

教育研究紀要へ論文が掲載されました

論文掲載

 本研究室では、大学体育の教育的意義を再検討することを目的として、授業実施者を対象とした意識調査を実施しました。

 本研究では、大学で体育実技を担当する教員を対象に、授業を通してどのような教育効果を重視しているのかを調査しました。とくに、「技能の獲得」「体力の向上」といった従来重視されてきた側面に加え、「運動習慣の形成」「ライフスキルの獲得」「社会人基礎力の獲得」など、近年注目されている汎用的能力への認識に着目しました。さらに、教養体育科目と教員養成課程や専門実技などの科目との違いが、教育効果に対する認識にどのような影響を及ぼすのかを検討しました。

 その結果、授業区分にかかわらず、大学体育を通じてライフスキルや社会人基礎力といった汎用的能力の育成を重視していることが示唆されました。一方で、教養体育科目においては、技能の高度な習熟や指導力の向上よりも、より広い人間形成や社会的能力の育成に軸足が置かれている可能性が示されました。これらの知見は、大学体育が単なる技能習得の場にとどまらず、現代の大学生が抱える課題に応答する教育的役割を担っていることを示すものといえます。

 本研究は、これまで十分に検討されてこなかった「授業実施者の視点」から大学体育の教育効果を捉え直した点に特徴があります。今後は、より広範な対象による検証や、大学・学部が示す教育方針との関連を含めた検討を進めることで、大学体育の理念と実践の接続をより明確にしていく予定です。


〈研究ノート〉

授業実施者を対象とした大学体育の教育効果に対する意識調査

ー授業区分の相違が教育効果への認識に及ぼす影響ー

白井祐介・木村華織・宮崎彰吾・松元隆秀・大田穂・高橋啓悟

東海学園大学スポーツ健康科学部研究紀要. 11: 29-37. 2026 LINK



Yusuke SHIRAI

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