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2023年度(論文)
内田晴
運動習慣が自尊感情に及ぼす影響の検討
概 要
現在,日本では新たなスポーツ基本計画を2023年に提唱し,国民のスポーツ実施率75%を目標に掲げています.運動に取り組むモチベーションとしては,運動有能感や自尊感情が考えられます.そこで本研究では,一般の運動実施者を対象として,運動の実施状況と自尊感情の関係を検討することを目的とし,みよし市内の公園利用者を対象としたアンケート調査を実施しました.その結果,
60 代以上では 高自尊感情群の割合が高いこと
低所得層および高所得層では高自尊感情群の割合が高 いこと
親と同居 (未婚) および 2 世帯以上の同居の家族構成において高自尊感情群の 割合が高いこと
どちらかといえば健康ではないと回答した対象者において低自尊感情 群の割合が高いこと
どちらかといえば体力に不安があると回答した対象者において低 自尊感情群の割合が高いこと
週 3 日以上運動をおこなっていると回答した対象者で高 自尊感情群の割合が高いこと
などが明らかになりました.運度は自尊心感情に対する効果は比較的小さく (説明率が5 %程度),それ以外の複数の要因から複合的に影響を受けていることが示唆されました.
本文
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