概　要

　運動強度の揺らぎを伴う運動が，運動後の認知機能改善および前頭前野の脳血流動態（NIRS）の関係を明らかにしました．正弦波負荷条件では，運動前と比較して運動後に認知課題反応時間が有意に短縮しました．脳血流動態においては運動前後で有意な差はみられませんでした．このことから認知機能の改善には運動中の総仕事量や運動時間だけではなく，運動強度の揺らぎが強く影響を及ぼす可能性が考えられました．

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