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2022年度(レポート)

宇野翔太

シュート時のキッカーの視線探索に関する検討

概 要

 キッカーの視線探索を先行研究として見つけられず,キーパーの視線探索については見つけることができた.キーパーは,キッカーの軸足の向きを見てシュートコースを予測していることが報告されてちた.また,スポーツ選手の視線変動は注視点の移動回数が少ない方が正答率やパフォーマンスが高いことが報告されていた.このことからキッカーの場合でも視線を置く位置がある程度決められていると考え本研究を実施した.自分自身の経験から,キッカーの注視点として,1)ゴール,2)キーパー,3)ボール,4)インパクト,5)上記以外に注視点を向けている場合の5種類が考えられた.しかし,本研究の結果から,シュート時のキッカーの視線探索パターンは,1)ボール,2)キーパー,3)ボール,ゴールおよびキーパーの全てが視野の中に入る所に注視点を置いている状態の3種類が確認された.本研究では経験者1名を対象としていたことから,今後は経験者と未経験者の比較なども行うことで,キッカーの視線探索の特徴を明らかにできると考えられる.

 ▷抄録 ▷本文 



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